【 マグネシウムの働き 】

マグネシウムは 健康な成人でおおよそ25gが体内に存在して、その
60〜65％が骨と歯の構成成分となっています。神経、筋肉の働きに
も関与し マグネシウムが不足すると筋肉の痙攣やこむら返りが起き
やすくなります。また血管ではカルシウムの血管収縮とは逆に血管
を拡張させ、血圧を下げる方向に作用しています。ミネラルは人間
のからだの中では作れないので、食物から摂りいれなくてはいけま
せん。マグネシウムはカリウムとともに細胞に多く含まれるミネラ
ルで、わたしたちの体で４００種類の（６００種類とも云われる）
補酵素の役割を担い、細胞内外のミネラルのバランスを整える作用
もあります。

【 マグネシウムが不足することで起こりうる病気 】

マグネシウムが不足すると糖尿病やメタボリックシンドロームをはじめとする
生活習慣病、足のつり(こむら返り)、心筋梗塞、脳梗塞、うつ病、不整脈、悪阻
尿路結石(特にシュウ酸カルシウム結石)、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症
不眠、片頭痛、月経全症候群(PMS)、便秘などの様々な症状を引き起こす可能性
があり、動脈硬化や動脈石灰化のリスクとマグネシウム摂取量との間にも深い
関係があると言われています。

参考：横田邦信先生の連載記事
「マグネシウムが不足するとどうなる？マグネシウムは健康維持・増進に欠かせない栄養素」より引用
https://medicalnote.jp/contents/151028-000021-KHCJEJ