"Why Hemp???"

"wild sativa" photo by Michael Ash

HEMP ?

ヘンプとは、大麻という植物の中でも主に繊維原料になる茎の部分を指します。日本では、縄文時代から縄や衣服に使われ始め、1948年アメリカ占領政策の一環として禁止法ができ、石油化学繊維がとって変わるまでは、衣食住様々な分野で利用されて来た、日本人にとって、有用で馴染みの深い植物でした。・・・禁止法が施行されてから、50年以上の間に、かつては国策産業として栽培を奨励されていた大麻は殆ど作られなくなり、大麻繊維産業もすっかり埋没して行ったのです。
その大麻繊維(ヘンプ)が見直されるようになった主な理由は、痩せた土地でも化学肥料を必要とせず、農薬を使わずに3ヶ月程度で3〜4mに成長する強い植物であることなどです。今日の地球環境にとって、石油化学産業による環境汚染や地球温暖化、森林伐採などの諸問題を解決するエコロジー植物素材として、世界中でその利用が注目され始めたのです。さらに、この素材は、抗菌・防臭作用に優れ、遠赤外線・紫外線遮断効果を持ち、通気性の良さなど、多くの優れた特徴を備えていることが、分かって来ています。
また近年では医療用としての
大麻の有用性が大きな注目を集め、アメリカを始めとする各国政府における政策もターニングポイントを迎えています。