「オモシロ読モノ」 改め 「健全なナショナリズム考察」・・・その2(学術編)

ひょんなコトから
東北大学副学長 大西仁氏の論文に出合った。
『グローバリゼーションと排他的ナショナリズムの時代における大学の使命と役割』
――日中間の安定的相互信頼関係の構築を目指して―――
というモノである。
中でも興味深かったのは
「排他的ナショナリズムの発生・発達のメカニズム」についての記述である。

『ナショナリズム, Nationalism』というと、思想や運動の一種、
アーネスト・ゲルナーの定義によれば「政治的な単位と文化的あるいは民族的な単位を一致させようとする思想や運動」となる。
いわゆる国家主義、国民主義、民族主義というように国家や民族の単位をイメージするが、、、
ソコから離れて、もう少し小さな単位で考察してみると結構面白いモノがある。
・・・国家や民族の縮図はすぐ傍に、いくらでも観るコトができるワケで。。。

ようするに興味があるのは、人間がいかにして「ソレ」即ち「排他的」を辞め
「平和的に共存」できるか、というコトである。
歴史や学問に触れることによって、もう少し広い視野に立って
我々自身の性質を知れば、世の中もう一歩ましな方に進めるように思うのである。

ソンナワケで、
『グローバリゼーションと排他的ナショナリズムの時代における大学の使命と役割』
――日中間の安定的相互信頼関係の構築を目指して―――
東北大学副学長 大西仁


上は、pdfの書類で、
安倍首相、就任時の「美しい国、日本」を取り戻したい、という言葉の引用からみて
2006年に書かれたモノと、想像するものの、
データを見つけたのが中国語のサイトであったため詳細は不明
取り敢ず、論文のタイトルや内容を全くいじるコトなく、また執筆者を明記させて頂くことで
ココに紹介させて頂くための最低限のマナーには則ったモノとしたい。